今日は本当、ずっと君の事を考えている
君が“バレンタインにチョコをくれた本命にだけお返しをする”と言う噂を知った事のせい
おかげで授業も友達との話もままならない
一体君の本命は誰なんだろう?
隣の席の君はそんな事も知らずに、授業中だってのに寝てたりしてた
そんなトコも好きだけどさ

結局、放課後
部活も文化部だから早く終わって帰っても暇だしとか理由つけて教室に自分の机に突っ伏しながら残ってしまう。
もしかしたら…何で淡い希望を抱きながら
『ガラガラガラ…』
すると奇跡は起きるもんで、君が来て、私を真っ直ぐに見つめながら此方に来た
『ホワイトデー』
君は一言そう言った
『お前だけだからな…特別。』
と、君が頬を軽く赤めつつ言ってくるもんだから、つい
『私にとっても君は特別』
だとか言ってしまった。
『それって返事はyesって事?』
恥ずかしくて私はキスで返した
すると彼は顔を真っ赤にした