『先輩すみません!忘れ物を…』
私は今日、ずっと片想いをしている憧れの先輩と帰れる事に成った
しかし…教室に忘れ物をしてしまった…
『じゃ、一緒に行くか』
『え?良いんですか?』
『良いに決まってるだろ。ほら、行くぞ』
と、憧れの先輩に手を引かれる
それだけで、心臓が持たない位に、私はドキドキしていた

『此処だよな?』
と、彼女のクラスの前で止まる
『はい!先輩、ありがとうございます!
取ってきます!』
と、笑顔で彼女は席に向かう
『有った!!』と、ふわりとした笑顔をしながら言って、彼女は俺の所へと戻ってくる
正直、可愛過ぎて堪えた
『なぁ、お前さ…いつまでも俺が…手を出さないと思うなよ?』
『へ?先輩、何の事ですか?』
と、きょとんとする顔すら可愛い
『可愛過ぎて問題有んだよ』
『へ!?』
と、彼女は顔を真っ赤にする
『手を出したくなる…て、意味』
『それって…』
そして俺は彼女に…?