『おい、倉庫に荷物取りに行くぞ』『うん!』
彼女は無防備にも着いてきた
俺は、倉庫のドアの鍵を閉めてから彼女を押し倒す
『きゃっ!?』
いつも男勝りとか言うクセに…可愛い声出しあがって…
だから、俺みたいな奴に狙われるんだよ…バーカ…
『ちょ…どうしたの?…』
心配そうな彼女の顔を見て、俺の手が止まる
優しい彼女に俺は…
何をしようとしたのだろう?
言えない…嫌われたくない…
だけど!…せめて!…
この質問だけはしたかった
『お前は好きな人居るのかよ?…』
『え!?…あ…まぁ…居る』
『誰だよ?』
『う…それは…』

それだけは言えない…君が好きなんて

『俺だったら良いのにな…俺の事なんか…友達としか、思ってないんだろ?…分かってるのにさ…諦め悪くてゴメンな…お前の気持ち、独占したいなんて我が儘…ダメ…だよな?』

私はダメじゃないという気持ちを込めてキスをした

俺は顔を真っ赤にした…