『あ、先輩!久しぶりです!』
『え、もしかして、須田君?
久しぶり!一年ぶりだねー!』
須田君は中学の頃の一年下の後輩。
『先輩!もしかして、又、陸上部のマネージャーやってるんですか?』
『まーね!あ、須田君は、部活動見学?』
『今日からですからね!陸上部入る気満々で来ました!』
『おー!じゃ、又、宜しくね!』
私は高校二年生。
陸上部の女マネを中学からしている。
そして、彼は片想いの相手の須田君。
笑顔が無邪気でホント、癒されるんだよねー!
『須田君来るなら、もっとはりきらなくちゃね!』
私は何の気なしにそう言った。
すると、彼は校庭の中心の方へと向かう去り際にこう言った。
『そーゆー事言うと、期待しちゃいますよ?』
須田君、こっちこそ、期待してしまいそうだよ