ケータイ小説 野いちご

それでも君を

episode2*

「うーん、、」


「梨央?何やってんの?」


いつものように結愛と教室でお弁当を食べ終え、食後のお薬を取り出したところで、私は机の上のそれとにらめっこを始めた。


そもそも、私がすぐ熱を出すのはこいつを飲むせいじゃないのか?


そんな疑問が頭の中を支配して、なかなか飲むという行為に至らない。


颯くんもいつも言ってるしね。


梨央は感染しやすいんだからーーーって。


じゃあ、これ、飲まなければいいんじゃない?


でもなぁ、これは大事なお薬みたいだし、飲まないとまた怒られるのかな?



「うーん。」


そんな考えを巡らせていると、すべてを一刀するような結愛の声が降り注いできた。


「早く飲みなよ。」


< 16/ 152 >