ケータイ小説 野いちご

クールな北原くんの、右手になった私

彼の部屋で2人きり ②

「アンコー、風呂あがったよー」


「はいはい。待って、今行くー」


私を呼ぶ声がしたので、手に持ったぬいぐるみをもとの場所へそっと戻してリビングへ駆けて行った。


「あー、もうまたそんな恰好で出てくるんだから」


「疲れた、左手だけで、洗うの面倒くさい」


いつものことだけど、お風呂上りは疲れたと言ってはゲンナリして出てくる彼は、上半身は裸でバスタオルを肩からかけていた。下は短パンを履いている。


「アンコ、これあけて。飲みたい」


冷蔵庫から炭酸飲料のペットボトルをだしてきた彼に、蓋をあけるようにお願いされる。


「はいはい」


プシュッと音をたてて蓋をあけると彼に手渡す。


グビグビ美味しそうに飲んでいる彼のバスタオルを掴んで、急いで背中を拭いてあげた。


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