ケータイ小説 野いちご

クールな北原くんの、右手になった私

プロローグ 着替えさせて

プロローグ


「ほら恥ずかしがってばかりいないで、早く脱がせてよ」


「う、うん。でも、やっぱりこんなこと私恥ずかしいよ」


なんだろう、この状況はおかしい、おかしすぎる。


ここは、学校なのに、真っ昼間からこんな会話をしているなんて破廉恥すぎる。


私は品行方正な女子高生のはずだったのに。


こんな風に男の子の服を脱がせるような日常ではなかったはずなのに。


教室の隅で、同級生の男子から早く服を脱がせろと、詰め寄られている私はというと、高校2年 月島 杏(つきしま あん)


小柄なせいか、親しい友人からは小動物みたいで可愛いとよく褒めてもらえるけど、いたって普通の女子高生。


母の愛読書が名作「赤毛のアン」だったこともあり、この名前を付けられた。



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