「ナナミさま〜っ」
「ナナミさまーー」
「ナ〜ナ〜ミ〜さ〜ま〜っ」
「ナナミさまーーーーーーーーっっっ!!」
「「「「どこにいらっしゃるんですかー!!!!」」」」
ここは深海の生物も寄り付かないような深い深い海の底。
そこでは綺麗な色の尾びれを持つ、たくさんの人魚たちが泳いでいるのです。
あ、冗談とか抜きで。
そして、今物置の陰に隠れている私の名前はナナミ・シズク(ナナミが名前)。
シーブルー王国という人魚の国のれっきとしたお姫様です。
物置はごちゃごちゃしていて誰も寄り付こうとしないから、隠れるのには最適な場所。
まさか誰も国王陛下の長女で、姫である私が物置の影に隠れるなんて思わないだろうし。
「ナナミさまーーっ!」
「ーーっ!」
私を探し回っているメイドたちは、今のところ私を見つけられずにいる。
毎回隠れるから捜索範囲も広がったなあ。
昨日まで誰も探しに来なかった城の裏まで今日は探しに来ている。
でも、今日も何とか見つからずに済みそ……
「見つけましたあっ!!」
あ……。
見つかった。
「ル、ルカ……」
「さあナナミさま、王さまがお呼びですよ!」
「いーーやーーっ!!離してーっ!」
しかしルカは私のことなどお構いなしにガッチリと両腕を掴んで離さない。
そのまま引っ張られる。
「ルカ痛いっ!痛いよー!」
「ダメです、暴れないでください」
ううっ……。
「私は絶っっ体にお見合いなんてやだーーっ!」
「ナナミさまーー」
「ナ〜ナ〜ミ〜さ〜ま〜っ」
「ナナミさまーーーーーーーーっっっ!!」
「「「「どこにいらっしゃるんですかー!!!!」」」」
ここは深海の生物も寄り付かないような深い深い海の底。
そこでは綺麗な色の尾びれを持つ、たくさんの人魚たちが泳いでいるのです。
あ、冗談とか抜きで。
そして、今物置の陰に隠れている私の名前はナナミ・シズク(ナナミが名前)。
シーブルー王国という人魚の国のれっきとしたお姫様です。
物置はごちゃごちゃしていて誰も寄り付こうとしないから、隠れるのには最適な場所。
まさか誰も国王陛下の長女で、姫である私が物置の影に隠れるなんて思わないだろうし。
「ナナミさまーーっ!」
「ーーっ!」
私を探し回っているメイドたちは、今のところ私を見つけられずにいる。
毎回隠れるから捜索範囲も広がったなあ。
昨日まで誰も探しに来なかった城の裏まで今日は探しに来ている。
でも、今日も何とか見つからずに済みそ……
「見つけましたあっ!!」
あ……。
見つかった。
「ル、ルカ……」
「さあナナミさま、王さまがお呼びですよ!」
「いーーやーーっ!!離してーっ!」
しかしルカは私のことなどお構いなしにガッチリと両腕を掴んで離さない。
そのまま引っ張られる。
「ルカ痛いっ!痛いよー!」
「ダメです、暴れないでください」
ううっ……。
「私は絶っっ体にお見合いなんてやだーーっ!」