「何? このカレー。すごく美味しいんだけど」
「でしょう? 僕、ここのカレーが学生の時から大好きでよく通ってたんです。
菜穂さんに絶対食べさせてあげたかったんだ」
ラーメン屋なのに、なんでカレーを注文するのか不思議だったけど。
スパイシーかつ旨みがあって、これだけ味に深みがあったら納得。
「崎田君が連れて行ってくれるお店って、どこも新鮮で面白いよね」
「以前は飲みに連れて行ってくださいって言ってましたけど。
最初から僕が行きたいお店に誘えば良かったんですね」
崎田君とはこうして何度かご飯を食べるようになった。
崎田君と行くお店は、私が今まで行ったことがないところばかりでとても楽しかった。
ちなみに毎週恒例の金曜の飲み会は、もう2回も欠席している。
もともと集合場所が、自宅からも職場からも遠いし。
私は土曜も仕事だから、断るのはそれほど難しくなかった。
聞けば、梨華もずっと欠席しているらしく。
三人では、あまり盛り上がっていないそうだ。
もしかしたら、近々この飲み会自体が無くなるかもしれない。
そうしたら年に数回、同窓会程度に会う関係になっていくのかな……。
それも、いいのかもしれない。
社会人になっているのに、どこか学生気分が抜けない私達だったから。
もうそろそろ、大人にならなくちゃ……。
「でしょう? 僕、ここのカレーが学生の時から大好きでよく通ってたんです。
菜穂さんに絶対食べさせてあげたかったんだ」
ラーメン屋なのに、なんでカレーを注文するのか不思議だったけど。
スパイシーかつ旨みがあって、これだけ味に深みがあったら納得。
「崎田君が連れて行ってくれるお店って、どこも新鮮で面白いよね」
「以前は飲みに連れて行ってくださいって言ってましたけど。
最初から僕が行きたいお店に誘えば良かったんですね」
崎田君とはこうして何度かご飯を食べるようになった。
崎田君と行くお店は、私が今まで行ったことがないところばかりでとても楽しかった。
ちなみに毎週恒例の金曜の飲み会は、もう2回も欠席している。
もともと集合場所が、自宅からも職場からも遠いし。
私は土曜も仕事だから、断るのはそれほど難しくなかった。
聞けば、梨華もずっと欠席しているらしく。
三人では、あまり盛り上がっていないそうだ。
もしかしたら、近々この飲み会自体が無くなるかもしれない。
そうしたら年に数回、同窓会程度に会う関係になっていくのかな……。
それも、いいのかもしれない。
社会人になっているのに、どこか学生気分が抜けない私達だったから。
もうそろそろ、大人にならなくちゃ……。