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「へぇ…兄妹揃ってここで働きたい、かぁ。」
「いいんぢゃない?新年明けて人手足りないし。」

キャバクラ「EDEN」の黒服代表の男と
着物を着たママは意外とアッサリ採用してくれて、
一先ず体験入店をする事になった。

「ぢゃあ働かせて貰えるんですね!?」

矢崎さ…円香が面接でやる気満々アピールをしてくれたおかげもある。

「私の事は"雅ママ"って呼んでちょうだい。
源氏名は…そうね、"かおり"でどうかしら?
貴女の名前から1文字取って。」

「気に入りました!よろしくお願いします!」

雅ママはそうと決まると、履歴書を持って従業員用の部屋に"かおり"を案内した。