ケータイ小説 野いちご

歴史オタクの勉強会!!

大正時代

右を見ても女子。左を見ても女子。その目はみんなキラキラ輝いている。

「わあ〜!かわいい〜!」

俺の隣に立つ凪沙も、目を煌めかせている。

俺たち三人は、歴史博物館に来ている。こういう場所に行く時は、基本、俺から二人を誘うのだが今回は凪沙から「行きたい!」と言ってきた。

理由は、今だけ歴史博物館で大正時代の衣装が着る体験ができるから。

歴女が目を輝かせながら、袴などを選んでいる。

「凪沙〜!早く決めろよ〜」

俺がそう言うと、恋雪が「みつる、女の子の心をわかってあげて!」と言う。

「だって…袴も素敵だし、ハイカラもいいし!迷っちゃうよ〜」

「ハイカラ?」

恋雪が不思議そうな目をする。俺は説明した。

「ハイカラは、西洋の服装を好む人が高い襟のシャツを着ていたことから、「最新流行の」「西洋風の」という意味で使われた言葉だよ」

「へえ〜。あっ、大正時代ってカフェとか洋食屋もできたんだよね」

「うん。キャラメルやチョコレートなどの洋菓子も発売されたり、新聞や雑誌なども発行され、映画や野球などのスポーツも娯楽となったんだ。都心と郊外が電車で結ばれるようになると、デパートや遊園地などが作られたんだが、都心と農村の格差が大きく広がったんだ」

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