気まずい空気の中昼食を終えて、あたしたち6人は浅野先生と一緒にグラウンドへ来ていた。


「午後からはこの小屋を使えるように掃除する」


浅野先生はそう言い、小屋のドアを開けた。


途端に埃が立ち、むせ込んでしまった。


合宿所の中以上の埃が積もっている。


小屋の中にあったのはグラウンドにラインを引く道具や、グラウンドを平らにするレーキという道具。


他にもバレーボールや野球ボール。


雑多なものが所狭しと置かれている状態だ。


思ったよりもゴチャゴチャしていて、顔をしかめた。


「撮影に使えそうなものはそのまま置いといて、必要なさそうなものは外へ出そう」


浅野先生にそう言われて、あたしたちは小屋へと足を踏み入れたのだった。