ケータイ小説 野いちご

暁月---光をくれた君へ---(編集中)

出会い




つまらない。



こうして勉強机を前にして何時間経ったんだろう。



電気は煌々としてるのに私の視界は真っ暗。



何を見ても色がさすことはない。



自分の意志がどこにあるのかも曖昧なまま、義務のように医者をユメに勉強して。



こうやって中身のない日を淡々と過ごして人生を終えていくんだって思ってた。



私の家の裏には大きなバイパスが通ってる。



夜1時過ぎ、すさまじい音がして本能的に飛び出した。


こんな時間に1人で外に出るなんて新鮮だった。ひんやりとした空気がきもちい。


息苦しい場所から解放されたみたいでわくわくした。



無数のバイクが光を放って目の前を通り過ぎていく。



輝いた表情の男たちを乗せて。



「……綺麗」




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