藍翔side
俺には自慢の妹がいる

もうめっちゃ可愛い

だって栗色の髪の毛にクリクリの目

首をこてんってしたらもうキュン死する

この通り俺はシスコンだ。



でも、俺の妹柚杏は…

この間倒れて余命宣告までされた。

俺は正直何にも言えなかった

ただただ残酷な言葉を医者から聞くだけで…

一番辛いのは柚杏な筈なのに

俺は…


でも柚杏は笑顔で

「柚杏は大丈夫だよ?だから泣かないで?」って

本当は泣きたい筈なのに

苦しくて怖い筈なのに

俺たちが泣いてるから心配かけないようって我慢して

それから…

柚杏は高校受験をやめ通院をしていた。

俺は、正直学校に行って欲しかった。

少しでも余命のことを忘れて楽しんで欲しかったから

しかし柚杏はみんなに迷惑かけたくないからって…

だから俺が柚杏に学校のことをたくさん話してあげた

高校の話をするたびに嬉しそう聞いてくれる

俺に彼女が出来た時も自分のことかのように騒いでた

「早く、その彼女に会いたいなー」

「お兄ちゃんのどこが良くて付き合ったのかなー」って