7月も終わりに近づき、僕らの魔法学校も夏休みに入った。僕と千晴と美影は、故郷に帰って来ていた。

「……あ、じいちゃん!ばあちゃん!」

僕は、久しぶりに実家に帰って来ていた。美影と千晴は「お久しぶりです」と頭を下げる。

「深冬に美影くん、千晴くん。久しぶりだね。今日から2泊3日で泊まるんだっけ?」

僕と美影と千晴は、今日から2泊3日で僕の祖母の家で泊まるのだ。

「そうだよ。二人とも上がって!」

僕は、家に上がると2人を連れて僕が使っていた部屋に入った。

……うん。3人が余裕で寝転がれるスペースあるね

僕は部屋を見渡し、部屋の端に荷物を置いた。美影と千晴も僕と同じように荷物を置く。

「…とりあえず、美影の祖母にあいさつしにいく?」

僕が美影と千晴に問いかけると、美影と千晴は同時にうなずいた。