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「あっははははははは!!」
「……なんで笑うの」
翌日のお昼休み。
目の前で爆笑する友人が信じられなくて、むっと唇をとがらせた。
「ごめんごめん。ひーっ、お腹痛いんだけど」
ごめんと言いながらもくっくっく、という笑い声を止める気もなく、むしろ笑いすぎでお腹がつりそうにまでなっている。
そんな麻美を軽く睨みながら呟いた。
「私、おかしなこと何も言ってない」
「いーや、十分面白いよ」
お箸の先で私の方をびしっと指してくる。
行儀悪いよ、と言いかけて飲み込んだ。
今はそれどころじゃない。
───いつも通り麻美と教室で
机を合わせてお弁当を食べていた最中。
『昨日あのあとどうだったの?佐和くんとの日直!』
そういえば、と思い出したように無邪気に尋ねられて。
その質問に、遠のきかけていた佐和くんへの怒りを思い出してむかむかしてきた私は
苛立ちまじりに、昨日起きたこと、それから彼が思ってたのと全然違ったって話をしたんだ。
そしたらなぜか、めちゃくちゃに笑われている。私が。