翌朝ーーーーー


おでこがヒヤッとして、目がさめる。

あれは…
「まこと?」

「夢愛?!良かった。目ぇ覚めたか?」


「うん」

でもどうして誠がここに…
仕事は…そう!仕事!


私はガバッ!と起き上がる。


「誠、仕事は?!どうしたの?!」


「そんなの休むに決まってんだろ」

え…なんで。




「ごめんな夢愛。あの時電話くれて、
夢愛は本当のことを言ってたのに、
勝手な解釈して…」

え…

「ううん!悪いのは私だよ!
この前仮病なんかで誠に心配させちゃったから!」


誠が謝る必要なんかないのに。


「そんなの関係ないよ。彼女が大変な時にそばにいてやれなくて……彼氏失格だ」


うそ…誠…違うのに…



私はいつもそうだ。誠に迷惑ばかりかけて、
誠の負担になるばかり。

「夢愛?!」




気付いたら私は泣いていた。


だめ、もっと迷惑かかっちゃう!

そうは思ってもなかなか涙は止まらない。

「どうした?!まだどこか悪いのか?」

「ち、違うの…私、誠に…っ
迷惑ばかりかけて……ひっ…く」