「おめでとう、ひかり!」

次の日の放課後、私の家で葉月が祝福してくれた。

「葉月のお陰だよ、ありがとう」

「そんな、私は何もしてないよ」

「でも、葉月が私に言ってくれなかったら、きっと私は颯のことずっと避け続けていたと思う」

「確かにね(笑)返事もすっごく悩んでたし」

「だから、本当に感謝してる。ありがとう」

「それで、颯君とはどうなの?」

「うん、えっと来週の日曜日にデートにすることになってる…みたい」

「みたいって?」

「って未来予知botからメッセージが来たの」

そのとき、颯からメッセージが来た。

【今度の日曜日暇?】

「本当だ。早く返信してあげなよ~!」

そう言って、葉月は肘で私をつつく。

「もう、急かさないでよ~」

【うん、暇だよ】

と私は返信をした。

すると、すぐに颯から返信が来た。

【どこか出かけない?○○駅に11時くらい集合で】
【りょーかい】

「なんか味気のないメッセージだね。もっと絵文字とかつけたらいいのに」

と葉月は少し不満げ。

「もう、いいじゃん別に~!」