ななせの部屋に後で行くと約束をして、点呼後各部屋に戻った。
鈴木から預かったドリンクを冷蔵庫に入れお風呂へと向かった。

お風呂から上がり携帯を開く。まだ、メッセージが来ていなかった。
「まだ、帰ってきていないのか…」

と一人でつぶやき、さっきコンビニで買ったゼリーを食べながら髪を乾かしていた

扉からトントンとノックの音が聞こえ扉を開けるとななせだった。
「我慢できなくて来ちゃった」

「ななせー部屋が汚いからななせの部屋行ってもいい?」

「うん!いいよ」

そう言って部屋を出た。

「なんか、ななせの部屋のほうが広くない?」

「うそ、そんなことないよ」

「そういえば、もう鈴木帰ってきてた?」

「うんん、まだ、荷物取りに来ていないけど」

「そっかー」

そして女子会のスタート。
クラスの女子から部活の話。
大いに盛り上がった。

トントンとノックの音が聞こえ、出ると鈴木だった。

「待たせたな」

おい、ななせーと言いながら入浴直後の脱衣所を覗く。
「やだ、やめてよ」

すると、疲れたのか鈴木はななせのベットに寝転がった。
ぶーぶーとななせの携帯が鳴る。
「あっ、ことみねぇだ」
と、姉との電話に夢中になってしまった。

取り残された私はなんとなく鈴木の寝ているベットに近づく。
横になってみる。