ハナカが死んだ後、私は学校や教育委員会に、いじめの証拠であるハナカの遺書を見せ、いじめた奴らに制裁を下すよう必死に頼んだ。

遺書にはハナカがどんなことをされ、誰にいじめられたのかもはっきりと書いてあったから証拠としては十分なはずだ。

しかし、汚い大人達はこの事実をもみ消した。

「こんな紙切れ1枚どうとでも偽造できるだろ」

「あんなにいい子達がそんなことするわけないわよ。ハナカさんは進路のことに悩んでたんでしょう?」

と、いじめっ子の肩を持つ無能な教師達。

そして、教育委員会の権力者がいじめっ子の親戚ということもあり、ハナカの自殺がいじめのせいだという事実はあっけなく消された。