「終わったー!」

パソコンの前で、私は両腕をあげて伸びをした。

失恋したと言う悔しさをバネにして、締め切り間近だった小説を完成させた。

「さて、と…」

保存を済ませると、編集部宛てのメールを作成して先ほど完成させた原稿を添付した。

「送信、と…」

原稿を添付したメールが送信されたことを確認すると、私は息を吐いた。

「あーっ、終わった…」

そう呟いた後でパソコンの横に置いてあった目薬に手を伸ばした。

長時間のパソコン作業は、本当に目が疲れる…。

目薬で疲れた目を癒しながら、私はこの後の予定を立てた。

原稿も無事に終わったし、どこかへ飲みに行こうかな…。

録りためていたテレビ番組も見たい…。

そう思いながら、カレンダーにふと視線を向けると私は気づいた。