ケータイ小説 野いちご

つきましてはこのままで!




「寒い無理しぬ」




ネオンギラギラ
至る所からテンションの上がった酔っ払い達の歌い声や怒鳴り声。



あーあ。あのオッサン交番の前で暴れとる。





年が明けたってだけで別に私達の生活は何も変わんないのに、この街の住人達はなんだか浮かれきってる。






20歳11ヶ月。
入森キユ

コンビニのトイレに吐きに駆け込んだきり戻ってこない友達を待ってかれこれ20分。

何が悲しくて一人寂しく寒い中年越してんだわたし...


雪のチラつく中20分も待てばミニスカから出た脚はキンキンに冷え切ってるし、今目の前を通って店内に入ってったカップルの様に凍った手を握ってくれる彼氏も、居ない。


...いや、正確に言えば彼氏は居る。
ただお互い帰省中だから隣には居ない。





「あーーーさむい!」

< 1/ 10 >