あれから私は家の近くの公園に寄ってベンチに座っていた

この公園、昔はよく玲於と遊んだな…

あの頃は将来のことなんか考えずただ純粋に遊んでたな。

まさか自分が大人になれないって考えてもなかったな…




幸せだったな…



なんで今私はこんなことになっているの…

なんで大人になれないのかな…

なんで私死ぬのかな…

なんで斗真を好きになったのかな…



もう心が限界で声を上げて泣いた

誰も居ない公園に私の泣き声が木霊した



どのくらい経ったのだろう

あたりは真っ暗だ

もう秋なので体は冷えきっていた

早く帰らないとお父さんに心配かけてまう

頭ではわかってるのに体が動かない

涙がまだ止まらない…


真麻「斗真……斗真…」


私は無意識に斗真の名前を呼んでいた