トントン





ん?





目覚めると見慣れない部屋…あれ、どこ…だ。







『かなー。入っていい?』






あ、たける。






その声で思い出した。アメリカに来てたんだ。






『かなー?』







「はーい、どうぞ。」






夢うつつで返事する。





たけるがいると言うことは、夜?





『かな、ずっと寝てた?』





「うん、帰ってそのままみたい…。」





格好を見て思い出した。病院から帰って寮母さんから説明を受けて…それから…ここに来て眠ってしまった。






『かなに、お客さん。』







ん?






たけるの後ろを見ていると、そこに立っていたのは
…。