ジリリリリリリリリリッ
…バキッ
あーあまた壊しちゃった
この癖直さないとな〜
あたしはむくりと起き上がって制服に着替える

あ、自己紹介してなかった
あたしの名前は紅月蒼空。
ただの女子高校生。
これでも私立の中学卒業してんだよ?
まあ馬鹿だけど。
ちなみにブスデブチビで長所がない
強いて言うなら喧嘩が得意くらいかな?
自分で言ってて悲しくなるけど…

おっと早く準備しないと
あたしはぱぱっと準備を済ませ家を出た。

いつもの様にうるさい教室に入り席に着く。

あたしは眠りに入ろうとしていた。その時




((キーン、コーン、カーン、コーン…


あ、始まっちゃうじゃん。


ガラガラガラ



「おーい、みんな席つけ〜」

担任の声で教室が静かになる

「今日は転校生を紹介する」

ざわつくクラスメイト
可愛い子かな〜とかイケメンこないかな〜なんて言ってる奴もいる

まああたしには関係ないし
そう思い睡魔と戦っていた

「入れ」
担任の言葉で転校生が入ってきた瞬間

「キャーキャー!」
クラスの女子から黄色い声が上がった

うるさっ!
鼓膜が破れそうなほどの女の声にイライラしてつい殺気を出してしまった。

あ、いけない…気づかないうちに殺気出てたわ
気をつけないと。目付けられたら面倒だわ
そんなことを思っていると

「お前らの席は窓側の後ろの空席3つだ」

ふーん窓側ね〜…

って、え!?

空席っていったらあたしが窓側の一番後ろだから
あたしの前と隣?

最悪じゃん…関わりたくねぇ

そう思っていたら転校生の男3人が来た
幼いやつと真面目そうなやつと元気そうなやつだった

その中で幼い顔の男が話しかけてきた

「よろしくね〜♪ねぇ名前なんて言うの〜??」

誰だこいつ。いきなり話しかけてくんなよ。
てかなんで名前言わなきゃなんないのよ

そう思い内心イライラしていた

「あんたに教える必要は無い。てか誰?あたしに関わんないで」

そう言うと男達3人は驚いた顔であたしを見ていた。

「何よ?」

今驚くようなことあった?
あたしが疑問に思っていると

「僕達のこと知らないの?」
幼いやつが言ってきた。

「初対面の男なんて知るわけないでしょ。自意識過剰?」
あたしが思ったことを口にすると

「僕達のこと知らない子初めて会ったよ。気に入った!名前教えてよ!!」
そう言ってきた。

なにこいつ?関わんないでって言ってんじゃん
「は?気に入った?意味わかんない。関わんないでって言ってんじゃん。それに名前知りたいならまずは自分から名乗ってよね」

ポカーン。
って感じの顔をしてた
なによ?なんかおかしい事言った?

するとフッと笑って
「僕は如月 優-キサラギユウ-だよ!!」
と幼い男。一言で言うと可愛い
「僕は真野柊斗-マノシュウト-です。よろしくお願いします(ニコッ)」
次に真面目そうなやつ。目が笑ってない。何か抱えてそうだな
「七瀬光-ナナセヒカル-だ!!よろしくな!!」
最後のやつは名前の通り明るい輝いてるやつだ。
あたしとは大違いだな
そんなことを思っていると

ここで軽く人物紹介いれます!唐突ですみません💦

紅月蒼空 あかつきそら
高校2年生。
族には入っていないが世界最強と言われる「暗華」の名を持っている。
ハッキング世界一。
無自覚な美少女
過去に色々あって無感情。


七瀬光 ななせひかる
高校2年生。
イケメン
笑顔が太陽のように輝いている
世界No.1暴走族「龍神」
総長「龍光」