「断言してあげる。それは間違いなく恋しているって」

きっぱりと私に言う真理愛と、GW真っ只中に訪れていたのは都内にあるオシャレなオープンテラスカフェ。

天気もよく、温かな日差しが降り注ぐテラス席でふわふわのパンケーキを食べながら、真理愛は遠慮なくズバズバと言う。

「そもそもお見合いした後も会ったり、電話やメッセージのやり取りをしている時点で好きでしょ。上杉部長にプロポーズされたとか、ただでさえ羨ましいのに、あまり鈍いと殺意さえ覚える」

物騒なことを口にしてジロリと睨まれ、パンケーキが喉に詰まりそうになり、急いでアイスティーで流し込んだ。

「女豹に対するモヤモヤやムカムカは、ただのヤキモチでしょ。そりゃ当たり前な感情だからね? 好きな人が自分以外の女性を褒めていたら、誰だっていい気分じゃないから」

「……そういうものなの? 真理愛も同じ気持ちになったことがある?」

初めて抱いた感情の正体を知りたくて、真理愛の答えを待つ。すると彼女は即答した。