ケータイ小説 野いちご

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同居人は俺様芸能人!?

同居解消まで、あと……?

「くるみちゃん!」

「わー! さくらちゃん久しぶり」


相変わらず可愛い天使の笑顔に癒される。

ゴールデンウィーク最初の三日間は舞台挨拶であちらこちら回るらしく、一ヶ所目である二つ隣の県に来ている。

この舞台挨拶には翔君もいるとのことで、今日はくるみちゃんも一緒だ。

どうやら此所はくるみちゃんの地元でもあるらしく、この会場での舞台挨拶が終わったらバイバイだと言われとても寂しい。


「蓮とはその後どう?」

「あの、蓮って萌絵さんが好きだったりします?」

「萌絵さんって……まさかあの子に何かされた!?」

「えっ、いや」


物凄い勢いで肩を掴まれて何をされたのかというよりも、くるみちゃんの苛立った顔に驚いて言葉が詰まる。


「あの子、性格悪いから気をつけてね」

「そうなんですか?」

「私は髪引っ張られたり突き飛ばされたりして」

「うわっ」

「でも、翔のことが好きだったみたいだから私も悪かったって反省してるの。だからあおいこかな」


いや、天使かよ。

どう考えても手を出す方が悪いに決まっているのに、くるみちゃんは穢れがなさすぎて眩しい。

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