ケータイ小説 野いちご

キミのとなり


〜出会い〜

私は、市庭 美琴 大学2年生


…私はある人のことが忘れられずにいた

その人との出会いは1年前の入学式







『わー、流石大学…高校とは違うなー』







高校の時はセーラーで、普通の靴でよかったんだけど



ここは、ブレザーでローファー



履きなれない靴を履き少し履き心地が悪かった



校舎を廻っていた私は、階段で足を滑らし真っ逆さま





『––ヤバイっ……』





良ければ怪我で済む、最悪…死


そんなことを思いながら落ちていた私を








–ガシッ







誰かが抱きとめた







『っ、え……?』











『––大丈夫…?』

僅かに香った 甘い柔軟剤の匂いと

少し低めの声




私が大丈夫と言うと、彼は そう と言って行ってしまった

彼の顔は太陽の日差しで見え辛くなっていて、でも


全く傷んでいなさそうなサラサラの黒髪だけが見えた…。






同級生なのか、先輩なのかもわからないまま時が過ぎた


1年経った今でも彼が一体誰なのか、わからないまま






会えたら、お礼をしたいな…






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