ー芽依sideー

次の日は、暇だったから

借りた本を読んでいたら

「アンタ、何読んでるの?」

突然、後ろから声が聞こえた

「推理小説」


急に、部屋に入ってきた尊は私の読んでいた推理小説をのぞき込んできた

「げっ、これ何語よ。てか、なんでアンタ、こんな本読めるの」

「さぁ、どうしてでしょう?じゃあ、昔イタリアにいたからイタリア語が分かるってことで...」

「嘘くさー」

「ふふふっ」

なんて、出来事もあって