いつもにこにこしてる君が、少し俯いていて。

部活であと一歩の所で全国に行けなかったからだろうなとは思うけど言い出せなくて。

だから静かに君の隣に座る。

少し驚いたようにこっちを見た君の目は赤くなっていて。

「…ごめん。」

小さい声で謝る君に答えるようにそっと手を握る。

すると君は頭を方に預けて来て。


…君は泣いていたんだ。


いつも明るい君が泣くほど悔しいことくらいずっと見てたから知ってる。



君が泣きたくなったらそっと隣にいよう。絶対絶対隣にいる。



そう決めた。

いつもは頼りないかもしれないけど、私はずっと君の隣で笑ってるからね。