その日、友達と別れ家に帰る途中、萌夢叶からメッセージが来た。

『ノエルー!今ヒマ?』

学校では絡むものの、最近は放課後や休日はなかなか連絡を取れない萌夢叶からの久々のメッセージを、乃絵琉は心から喜んだ。

『ヒマだよー』

早速返信した。

萌夢叶『じゃメッセしよー!』

乃絵琉『おk。でも、彼氏さんはいいの?』

萌夢叶『うーん、返事全然返ってこなくてさ(T . T)
それより、今日カラオケ行けなくてごめんね!』

私はあくまで彼氏の二の次…
少し複雑だったが、まあ仕方ないと割り切り、メッセージを返す乃絵琉。

乃絵琉『全然大丈夫よ。でもさ、たまにはうちらとも遊んでよね?寂しいし(´・∀・`)』

萌夢叶『はーい( ´ ▽ ` )』

この時、乃絵琉はさっきの友達の発言以来気になっていた事を萌夢叶に聞いた。