ケータイ小説 野いちご

後悔

3章



ーーー3年後ーーー


「はるくーん、帰るよーっ」

「はーい」

元気に返事をする男の子

名前は“春樹”

私と…彼の子だ


春樹は大きくなって
だんだん言葉を覚えて
いっぱい走り回る元気な男の子に育った


顔は私には全然似ていなくて
彼によく似ている


「今日も春樹くんいい子でしたよ」
笑顔で先生が私に言う

「ありがとうございます
いつも遅くまで助かります」


延長保育の常連だからここの先生には
感謝でいっぱいだ

そんな話をしていると春樹は準備ができ
私の足に抱きついてくる

「ママー!ぼくいいこ!」

「うん、先生からきいたよ
じゃあお家に帰ろっか」

「うん!!」

少しかがんで手を繋ぐ
小さな手が私の手をギュッと握り返す

いつもこの仕草がかわいくて愛しくて


私がこの子を守らなきゃと
強く、思う

< 18/ 22 >