それから、お茶会は復讐の方法を話し合う場となっていった。

刺殺は家中が血だらけになるだの、絞殺は殺すのに手間がかかるだの、恐ろしい会話が今夜も飛び交う。

エリーゼは話に参加することなく、黙ってお茶を飲んだりケーキなどを食べたりしてお茶会に参加している。

エリーゼの中で、シャーロットたちが大切な仲間たちであることに変わりはない。恐ろしい会話の内容だが、このお茶会が嫌だとも一度も思ったことはない。むしろ、このお茶会がとても楽しみだ。

エリーゼが憎い人がいないとわかっても、シャーロットたちはエリーゼを追い出したりはしなかった。一緒にお茶を飲み、復讐のこと以外の話をし、お茶会を楽しんでいる。

エリーゼは何度も夜が待ち遠しくなった。そして、もし自分に魔法が使えたら時を止めて永遠にこのお茶会の時間を楽しみたい、そう思っていた。

「こんばんは〜」

今夜はエリーゼは少し遅れてしまった。シャーロットたちは先にお茶会を始めていた。