「おい、イイトコロって・・・
どこなんだ?」


「すぐそこよ?」


久々知先輩は言い終わると同時に立ち止まった。

「ほら、・・・ここ!」


「服屋か?」


「アパレルショップって言ってほしいわね!?」


「どっちでもいいだろ?
ここがイイトコロなのか?」


「・・・っそ!」


すると久々知先輩は幸奈のほうを見た。


「さ!行きましょ!?」


「・・・え!?私ですか!?」


「そうよー?
あなたに似合う服を探しに来たんだから!」


「わ、わ!押さないでください!」


「お、おい!待てよ!」


俺はアパレルショップに入った二人を追いかけた。