ケータイ小説 野いちご

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冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。

好きと嫌い





次の日。



鏡に映る自分は、酷い顔をしていたけど学校へと向かう。



本当は休みたい。
でも休んでしまえば、家族にも心配をかけてしまう。



ただでさえ中学に怪我をしてから相当な心配をかけたんだ。



高校では、そういう心配かけさせないようにと思い家を出た。



駅へと向かういつも通りの道を歩くけど、体がいつも以上に重い。



昨日、私は謝ることしかできなかった。



最低なことをしたというのに、楠木は家まで送ってくれて、帰り際も『気にするな』って言ってくれた。



その優しさに、どうしようもなく胸が痛くなって。
今だって苦しい。



合わせる顔がなくて、電車を一本早くした。



一本早いため、電車も空いているし駅から学校への道も空いていたからちょうどよかった。


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