小春日和。


現代暦では11月から12月にかけて、穏やかな暖かい日のことを言う。


季語は冬。



今は1月の空だけど、カラッとしていて穏やかで暖かい天候だった。



「……日和」



君は寒い冬の中で、周りを暖めた……まるで小春日和のような、そんな優しさを持っていたね。


名前と同じ日和が入っていて、ますます君にぴったりだと思ってしまう。



君は俺のことを陽だまりのようだなって言ってたよな。


それは俺じゃなくて日和だ。


日和こそが俺の陽だまりなんだ。



誰よりも、世界で一番大切なんだ。



『今までごめんね』



ごめん、謝らせてしまって。


ごめん、こんなに最低な俺で。




────胸に募ったこれまでの後悔。




だから日和、これだけは誓わせて。



日和がどんなに遠くにいたとしても、



俺が守るから────



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<悠真side>