「なんでさ…」

「ん?なんだ。」

「なんでさ、私じゃなくて、アンヘル強引に
決めつけたの?スメルトらしくないじゃんか。」

「それはな…お前の先祖がすごいんだ…」

「邪神大魔王、だ。邪神の中でも、すごく優秀だったらしい。力も強く、態度もよい。心優しい人だったと書にはかいてある。」

「え…?有名な子供のおとぎ話じゃ、ないの…?」

「あぁ、実際にあった伝説だ。で、お前がだな…その、」

「お前がひ孫だっていうことだ。」

「え…え…えぇー!?(一度は憧れたけど)」

「えぇえ…えぇー!?(まさかひ孫だったとは…)」

「そういうことだ。だからお前に決めたんだ。
それに…優秀なスメルト様の魔力、入ってるだ
ろ?」