ケータイ小説 野いちご

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私の声
3年前の記憶

時は遡り、3年前。

私には好きな人がいた。

同い年で、身長が高く、無邪気で、笑顔がまぶしくて私にとって太陽みたいな存在だった。

おとぎ話のように太陽がなければ生きていけない。

まさしく私も同じ状況に置かれていた。

名前は、翔也。

たった一人の、大切な私の大好きな人。

そんなある日、翔也は私をかばって車にひかれた。

それはまるで、一瞬の出来事だった。

いつも通り一緒に帰っていた。

真っすぐ家に帰っていた私たちの後ろから車が迫ってきていた。

それに気づいた翔也は私の肩を思いっ切り押した。

その衝撃で私は、地面にへたり込む。

「翔也…!?」

急いで私は立ち上がり、翔也の方を振り向いた。

だがそこには、血を流した翔也が倒れていた。

「しょう…や…?」

私は、一歩一歩ずつ翔也の方に歩み寄った。

あまりにも強すぎたその光景に、私はその場で気絶し次に気

づいた時には病院のベッドにいた。

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