★★★1月始めてのお泊まり★★★


新しい年を迎え
美結ちゃんから美結
木山さんから勇さんと
呼び名も変わり
交際は順調に進んでいる。


2月に入ればキャンプが始まり
なかなか会えなくなると
言うので時間が合えば
一緒に過ごそうってことで
私のバイトがない日は
いつも勇さんの家へと通っている。


昼間のコンビニバイトは
借金の見通しがついたから
夜のホテルでのバイト一本にした。


空いた時間で料理を勉強している
勇さんに少しでも身体に良いものを
作ってあげなければと
私なりに一生懸命なのだ。


「明日オフなんだよね
美結も明日は何も無いって
言ってたよね?
だから泊まりにおいでよ」


泊まりにおいでよーーー


さらっと言った勇さんだが。


私たちまだキス止まりで
笑えるくらい清い交際。


どんなに遅くなっても
学校があるからと
必ず家へと送ってくれていた勇さん。


泊まるというのは今回が初めて。


「あ・・・うん
何か食べたいものある?」


泊まるという事に触れず
今晩何が食べたいかと質問する。


「うーん カツ丼」


「カツ丼?またお肉???
この前も肉じゃん」


この前といっても2日前。


「スタミナ!スタミナ!」


「お肉ばかり食べてたらだめです!
今日はお魚にします!」


「チェッ じゃあ 何が食べたいか?って
聞かないでよね」


まぁ。。。確かに。。。


「練習終わったら迎えに行くから
また連絡する」


「うん」


泊まるという事は?
とうとう???


付き合ってまもなく1ヶ月
そんな雰囲気にならない勇さんに
私は魅力がないのか?と不安にもなった。


モデルさんのように
キュッ!ボンっ!と
締まるところは締まって
出るところはポンっ!と出てるなら
そんな気持ちになるのかもしれないけど
そんな人と比べれば
幼児体型の私・・・。