★★★6月別れ★★★



「今日暇かしら?
暇なら晩御飯一緒に行かない?」
園長先生に誘われた。



「いいですよ」


この前ははるくんが居たから
ファミレスだったけれど
今日はお洒落なダイニングバー。


「お洒落ですねぇ」


「たまにはいいでしょ?
あっ!あなたは彼に
もっともっといい所に
連れて行ってもらってるんでしょーけど」


「そんなことないですよ
あまり外で会いませんから」


最近 シーズン始まってからは
忙しくて外でのデートとか
あまりない。


「え?ずっとどっちかの家で?」


「まーそーですね
たまにご飯行きますけど
会員制のところか
個室のあるところですね」


「窮屈ね」


「仕方ないです」


「一般の人ならそんなことなんて
気にしなくて済むのにね」


「まぁ そーですね」


それはそれで 勇さんと一緒に
過ごせるだけでも
私は幸せなんだけどね。


「で?どうなの?
スクープの話は」


「有る事無い事書くのが
週刊誌や新聞記者の仕事ですからね」


「心配じゃないの?」


「心配は心配ですけどぉ
信じてますし」


「会いたい時に会えない
堂々と手をつないで歩けない
あなたは選んだ人間違ってると
思うわよ!
あなたのようなタイプは
いつもそばにいて
支えてくれるようは人があってると
思うのよね」


会いたい時に会えない
堂々と手をつないで歩けない
それは思う。。。
でも!あたしには勇さんしか居ない!


「あたしってそんなタイプですか?
誰かに支えてもらわないと
ダメなタイプですか?」


「そーじゃないけどね
あなたにピッタリの人がいるから
そんな辛い恋よりは
普通の恋があってるかな?と
思って紹介しようかと・・・ね」