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隣人はクールな同期でした

第4章:姫の心は囚われていました。
過去は壮絶でした。


短期間だったけど
地獄のような生活が終わり
無事、あの企画は合格を貰い
毎月、順調に配布されている。


やりきった感があって
アタシ的にも非常に満足なんだが…
同時に悪夢は始まった。


なぜって、そりゃぁ…

まさか6年ぶりに“元カレ”と再会して
そして初めて“元カレ”と一緒に仕事をして
なぜかその“元カレ”に再告白されたんだから
悪夢以外の何物でもないよね。


「セツナ
 この資料なんだけど―――」


事ある事にアタシの部署に来ては
誰が見ていようがお構いなく
堂々とミンナの前で名指し。


「だから何度も言ってるように
 誤解を招くから呼び捨てはやめてください」


と、小声で耳打ちしたところで。


「どうして?
 付き合ってたんだしイイじゃん!」


って普通のトーンで返すな!

空気を読めッ
『イイじゃん?』じゃないッ
全然良くないんだってば!
付き合ってたって言うな!

って…言いたいのに
言える状況でもないのが、ツライ。


まぁ見事に噂は瞬く間に広がり
いつの間にかアタシ達
今すでに“順調交際”と言われております、はい。


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