ケータイ小説 野いちご

ツンデレの高山さんがなかなかデレてくれません!5

そっちじゃない

みんな、驚かないで聞いてくれ。



今俺は高山さんに壁ドンされている。



いや普通逆だろ、なんていうツッコミはヒッコメてほしい(ついでにこの訳の分からないギャグ(?)もスルーしておいてほしい)



「神坂…」



俺の顔に触れる高山さんの手が心なしか熱い。



あー、やばい、鼓動がでんでん太鼓みたいになってる…!



緊張していることを誤魔化すために、高山さん、今日はなんだか積極的だね、と言いかけた俺に



「お前か?…私の煎餅を勝手に食べたのは」



高山さんの、雰囲気ぶち壊しなワントーン低い声が刺さる。



「え、ええ…!?」



ちょっとときめいてたさっきの俺をぶん殴ってやりたい。



「図星か?」



高山さんは恨めしそうにじっと俺を見る。



確かに、勝手に高山さんのお菓子を食べたのは俺だ。



でも



「俺が食べたのは酢昆布の方だから!!」

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