ケータイ小説 野いちご

甘く、儚く



私たちはいつだって『曖昧』だった。

言葉で確認するよりも先に、身体で恋をしていた。

気付いた時には恋人だったし、
次また気付いた時には元恋人だった。

それでも、愛を囁き合っていた。

お互いを所有する責任から逃れて、
臆病に、
穴を埋めるように、
愛を貪りあい続けた。


私たちはいつだって『弱虫』だった。

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