綾へ。


最後の悪あがきとして受け取ってほしい。
お祝いしたい気持ちと、綾を幸せにできなくて悔しい気持が半々。
でも、まずは言っておく。

結婚おめでとう。夢を叶えることができて、よかったね。

最初は罪悪感からだった。
僕はきみをひとりぼっちにさせた。
だから、きみの心にある暗い部分を照らしたいと思った。
僕なりのやり方で。