翌日の学校。
「萌、おはよ~。聞いて!」
朝一で萌に話さなきゃいけないことがたくさんあるんだよ。
シェアハウス生活のことは信頼してる人には話してもいいってお母さんや春恵さんが言ってくれたから。
大親友の萌には話しておきたいと最初に思ったんだ。
隠し事はしたくないから。
「おはよ!朝からそんなテンションなんて珍しいじゃない。どうしたの?」
自分でも今のテンションは異常だと思うよ。
「萌に聞いてほしいことがあって」
「...おい!俺に挨拶はなしかよ!」
「あっ....」
ごめん太一。すっかり忘れてたよ。
完璧に脳内から太一の存在が消えてしまってた。
「本当に困った顔すんなよ!」
「ごめんごめん」
ちょっと土日に色んなことがありすぎて話したいことも山ほどあるんだよね。