「わあ〜!!リーバス!あの島おもしろい形してる〜!!あっ、手を振ってくれてる人がいる!やっほ〜!!こんにちは!」

俺はたまらず、隣ではしゃぐ二十二歳児のこめかみをグリグリと刺激した。

「イタタタタ!痛い!痛い!暴力反対!」

「その歳ではしゃぐな!この船は民間人も乗っているんだ!見ろ!笑われているだろうが!」

今、俺やリリー、そして世界平和対策本部のメンバーたちはギール国へと向かっている。ギール国へ行くには船しかない。その船には、多くの一般人が乗っていた。

その船に乗ったのはいいのだが、今日の会議の資料を見ていた俺の隣で、リリーがはしゃぐのでうるさい。

「だって、船なんて初めて乗ったんだもん」

頰を膨らますリリーと、説教を続けようとする俺に小町が、「リリーさん、リーバスさん、落ち着いてください。お二人の喧嘩を見て、他の方は笑っていらっしゃるです。飴でも食べてください」と言い、かわいらしい巾着袋から飴を二つ出し、俺とリリーの手のひらの上に乗せる。