ケータイ小説 野いちご

向日葵だけが知っている


花言葉6情熱

学校はとてもにぎわっていた。
「高校2-3で、メイド喫茶やってます!」

「放送部のアフレコ体験どうぞー。」

実は榊原学園の文化祭は、高2からしか模擬店が出せない。なので私たち中学1年生は自分たちのお店が出せず、ちょっと暇なのだ。

まだ私は舞台があるからいいけど…。
ふうー、と深呼吸。

やっぱりちょっと緊張するな。
「…ひまり、工藤部長のところ行かない?」
パンフレットを片手に美千留が聞いた。

「部長のところは何やってるの?」
「…お化け屋敷。~少女の朱い呪い~だって。」
い、いやだー!

私は本当にホラーが無理だ。
「行くなら死んだ方がましー!」

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