あっという間の出来事だった


明に敵が集中し、間一髪
昴が現れ、盾になった


そのまま明を連れ去った




「探せ!昴は、怪我をしている!姫を守れ!!」



土方が指示を出す

敵より早く見つけなければと焦る気持ちを抑え
警備を緩めることなく
立ち回らなければと神経を研ぎ澄ます















2人を見つけたのは、永倉と沖田だった

明が昴に泣きすがる姿を見て
永倉の胸が痛む

ーーー昴のこと、想っていたのか

「いつまでもそうしてられないよ?
悲しいだろうけど、昴とお別れしなきゃ」



年上の明に対して、子供を扱う口調の沖田



「総司君…昴…昴が…いやだ
昴と離れたくない!!昴を!昴を…死なせた…」