ケータイ小説 野いちご

マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様

*蓑島くん、変態のように溺愛しないで
夢にまで感じるキスの温度

***






『俺が彼氏になってやる!』






はっきり言って、意味がよくわかりません。






…私、杉久保星月は、密かに想いを寄せていた彼・瞳真と同じサッカー部のマネージャーの美優がキスしているシーンを目撃してしまい。

不覚にも…号泣してしまった。



その場面に偶然居合わせたのは。

クラスメイトであり、学校1のイケメンの称号『ミスター星天高校』の、蓑島悠介くん。

学校1のイケメンの名の通り、右に出る者はいないんじゃないかっていうぐらい、美形で少々悪っぽいワイルドな風貌のイケメン。

野球部だけど。



蓑島くんの前で大号泣してしまい、ついつい瞳真へのドス暗い恋話や、私の重い過去話をしてしまう。



しかし、そんなボロボロの私に、彼は滑稽なオファーを私にしてきた。




『恋の傷は恋で癒せ』

『俺が彼氏になってやる!』




目的は、私のカラダ…。

…いやいや、傷付いた私を見てられないが故に、癒してくれるとか何とか。




最初は『同情なんていらない!』『ふざけるな!』なんて思って憤慨してたけど。



…でも、私は瞳真と美優が二人仲睦まじくしている姿に対して、嫉妬の醜い感情が巡っていることに気付いた。

これからもこの『嫉妬』が続くなんて、私は堪えられないし。

何たって、二人のことは好きだ。




…だから、私は瞳真への想いを捨てることにした。




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