2日目彼氏

次の日、私は朝寝坊をして遅刻してしまった。

無情にも閉じられてしまった正門を前に呆然としていた。

昨日あまりよく眠れなくて、今朝は寝過ごしてしまった。

彼のことを考えていたらなかなか寝付けなくて。

朝が苦手な私は、遅刻も初めてではないけれど。

「君、大丈夫?」

ふいに声がして、なんと昨日のあの彼が正門の奥からこちらへ走ってきてくれた。

「あ、おはよう」

挨拶すると手を振って、ニマニマ顔がゆるんだ。

今朝も彼は素敵だ、爽やかでカッコいい。